もっけ7

もっけ(7) (アフタヌーンKC)

もっけ(7) (アフタヌーンKC)

 あいかわらず、ほのぼのした絵柄と雰囲気で実はぐさぐさするような内容描いてます。御崎さんは大丈夫なのかなあ。意外と引っ張りますね。まあ、人間の性格ってきれいにまとまるようなものじゃないから、このお話の中ではすっきりすることはないのかもしれません。
 私が、妖怪話の中でも、「百鬼夜行抄」と「もっけ」が特に好きなのは、人の心の闇ともののけの怖ろしさが、特にどちらが優位ともされずに両方描かれているからだと思います。「一番怖いのは人の心」と単純に落とすのではなく、それ以外の「怖いモノ」があるということを、私は、見たい。