怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか
- 作者: 黒川伊保子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/07/01
- メディア: 新書
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「ウルトラQ」のDVDを借りてみて、そういえばこんな本出てたよな、と思いだしました。
でも内容はあまり怪獣とは関係ありません。「音」の響きから受ける印象は、口腔の形によって身体が感じる感覚とリンクしていると言う仮説に基づいて、五十音の音の響きはこんなイメージを持つという理論をたてたものです。英語と中国語と日本語しか分析していないのでは…と思われるのに、話がいきなり全人類にとんだり、最後にナショナリズムに突っ走ったりするところをのぞけば、なるほど、と思うところがたくさんありました。外来語のカタカナ語は、対象と音の持つイメージがぴったりと合っているものを選択的に使っているという指摘には、そういう考え方もあるのか、と感心しましたし。
キャラクターのネーミングに使えそうな理論ですね。
ところで「ウルトラQ」の第一話目の怪獣の名は「ゴメス」というのだけれど、某播磨守とは何か関係があるのでしょうか。