結界師13

結界師 (13) (少年サンデーコミックス)

結界師 (13) (少年サンデーコミックス)

 兄はどうやら白ってことで。
 おもしろかったし、時音さんはとってもかっこかわいくて、満足なんだけど、やっぱり子どもが死ぬのは嫌だ…納得できない気分。どうしても、エピソードのひとつとして「消化」されたとか、主人公の成長の「踏み台」のように感じてしまって、やりきれない。作者にそんなつもりは全然なくて、その出来事をを重要に考えているというのは伝わってくるんですが。
 キャラクターが死んでも、納得できることもあるんです。それは、その死がその生の行き着く果てでであって、そうとしか「生きる」ことができない人だと十分分かっていたとき。でも彼は違った…もっともっと、違う「未来」を作っていけたはずなのに。彼の死を悼む気持ちが大きくて、すかっとした気持ちにはなれませんでした。