ゲゲゲの女房「旅立ちの青い空」「チャンス到来!?」

 はるこさんが「わたし、先生のこと…」と言い出した時にはどうなることかと思ったけれど(夫婦の危機ではなく、私の視聴継続的に)、今週も続きが楽しみな終わり方でホッとした。面白かったからこそ言えることだけど、布美枝ちゃんはちょっとあちこち出張りすぎじゃないかとか、はるこさんの横恋慕はベタすぎるとか、貧乏時代の知り合いが次々退場していくのは、今後の水木夫妻の環境変化に向けての布石としてあからさますぎやしないかなど、最近脚本にすこし不安があったので。
 マンガ関係の話になると一気にテンションが上がったところをみると、はるこさん云々は、単純にわたしの好みの問題だった(笑)。

「旅立ちの青い空」
 「こみち書房」は、本のある場所が人々のつながりの起点になることを体現していて、それがなくなってしまうことに、言いようのない寂しさを覚える。貸本漫画屋であれ、古本屋であれ、小規模書店であれ、人が暮らす街にはそういう場所があった方がいいよ。
 「生きている人間には同情しない」という水木しげるの名言と、布美枝ちゃんが作ったメダルが、それぞれ「そこで使うのか!」という驚きがあってよかった。
「チャンス到来!?」
 はるこさんが、実家に戻るともう漫画が描けないと思いこんでいるのに、いまいちピンとこなかったんだけど、他の人の感想を読んでいて、そうか、この時代は、まだ同人誌即売会ピクシブもなかったんだなということに思い至った。たぶん、マンガ雑誌の数も、今みたいに多くはなかったんだろうし。
 もうけ話のにおいをかぎつけて、ちょっと元気になる浦木氏。失恋して泣き濡れるあの純情っぷりは、すごくねずみ男っぽかった。

おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜 全13話

 最終回放送分が、6/23(水)発売のコミックス15巻の収録内容だったので、6/25(金)の放送まで読むのを我慢していた。見終わって読んだら、カットされたエピソードがかなりあったけど、視点を三橋と阿部に集約するなら、あのまとめ方でGJ。
それにしても、3期作る気満々だなー。「来週もお楽しみに」のテロップが流れないのが不思議な最終回だった。最終回なら、チームの目標決めてendだろ!

デュラララ!! 全24話

 12話の「有無相生」で、いい最終回と思っていたら、全24話だった。最近のアニメって1クールで終わるので、これもそうかと…。原作を読んでいないのだけれど、きれいにまとまっていて、毎週楽しみだった。ダラーズの音楽がかかると、深夜にもかかわらずテンションが上がって困る。

四畳半神話大系 全11話

 最終回を見逃した…orz。
 デュラララの舞台である池袋にはさっぱり土地勘がないけれど、四畳半神話大系の舞台である京都には土地勘ありまくり、というか背景がただの道でも、どこだかわかってしまうほどのローカルアニメで、この作品が物語として面白いのかどうかの冷静な判断は私にはできない。OPとEDは、全話飛ばさず見た。

さらい屋五葉 全12話

 なにゆえこれが録画されていて、「四畳半」が失敗しているのか、責任者に問いただす必要がある。責任者はどこか。
スカしたキャラが嫌いなわたしには、非常にニヤニヤできるいい最終回だった。どうやっておさめるんだろう、と思っていたら、思いっきり途中をカットして強引につなげるというアクロバティックなやり方ながら、意外ときれいにまとまっていた。
毎週、次回予告を見るたびに、「それはお絹ちゃんの役回りでは…」とひそかに突っ込んでいた人はどのくらいいるのだろう。